Fall2016 種まき、その後の定植
苗が徒長してしまった…
家のベランダは朝から夕方まで容赦なく直射日光が照り付ける。ラベンダーでさえ葉焼けして枯れてしまったので、小さな苗を炎天下にさらすのは怖くてできず…。結局窓際で育ててみたのだけど、それはそれで日光が足りなかった様子。
種まき後 2週目
そこから間引きし、たまに外に出してみたり、様子を見つつ一週間。
カイランは何とか育つ気がしたので、今日定植してみた。水菜は枯れるだろうけど、こちらも一応。そして保険として、水菜の種を苗横に直播。さらにカイランと水菜の間に移植を嫌うイタリアンパセリとコリアンダーの種をぱらぱら。
種まき後 3週目 何とも弱々しい苗…
ベランダで作業してみて、改めて過酷な環境だと分かった。日焼け止めを塗っていても15分出ただけで肌がひりひりする。2階というだけでここまで日差しが強くなるとは、カリフォルニアをなめちゃいけない。
意味があるか分からないが、プランターの温度が上がらないように紙袋で覆いを施した。頑張れ野菜たち。
窓際族のバジル。彼らは室内でも元気。
本日の気温:89°F / 31.6°C
11月に入って気温が上がっているなんて、おかしい!
"Olla" (オーヤ)がじわじわ
"Olla"(オーヤ)とは、本来スペイン語で「ポット」という意味だけど、アメリカでは「灌漑用のクレイポット」がオーヤと呼ばれている。
前回ブログに書いた点滴灌漑(Drip Irrigation)の起源はエジプトで(アフリカやアフガニスタンという説もある…。)、素焼きのポットを土中に埋め、水を入れることでじわじわと土に水が浸みだすという手法で水やりが行われていたのが始まりらしい。
先日、この元祖点滴灌漑である"Olla"(オーヤ)を園芸店で見かけた。授業で起源を知って以来気になっていけど、うちの植木鉢には大きすぎるので見送ることに。
Olla(オーヤ)
帰宅後調べてみると、数年前からじわじわ注目されているよう。ポットの形状はどれも基本的にシンプルな壺型だけど、ふたの部分が鳥やカエルになっていて、本体を土中に埋めると庭や植木鉢にそれらの置物がちょこんと座っているように見える可愛いものもある。大きさは小さいもので幅13cm高さ18cm、大きいものは幅25cm高さ33cm。小はオーヤを中心に半径30センチ、大は半径60センチ範囲までカバーできるらしい。庭があれば使ってみたい!
日本だとオーヤではないけど、IKEAの自動水やり機能付きの植木鉢が近いものだろうか。
ANVÄNDBAR
水やりと言えば、点滴灌漑(ドリップ・イリゲーション)
点滴灌漑(Drip Irrigation)って日本ではどれくらい一般的なのだろう?
商業的に導入している農家や商業施設は多いだろうけど、一般家庭ではあまり馴染みがないのではないかと思う。
アメリカではとてもポピュラーな存在で、ホームセンターでは必ず取扱いがあり、種類も豊富。日本のアマゾンを見ると、鉢植えの水やり用に推奨されている例が多いけど、点滴灌漑は家庭菜園や庭全体に張り巡らせて庭木の水やりをするのに大変適していると思う。
私の住む南カリフォルニアは温暖で乾燥地。水を沢山あげてもすぐに蒸発してしまうし、夏は干ばつが続くので、自分の植えた植物に狙って水やりができる"Drip Irrigation" は好まれている。日本でもDIYが普通になってきていて、今後 点滴灌漑が一般住宅にももっと広まるかも知れないので、少し紹介を。
続きを読むFall2016 種まき
ベランダを手に入れて初めてのプランター作りは野菜の混植にする。
プランターサイズは17"x17"x14"(約43x43x35.5cm)。
いつも行くスーパーにあまりない野菜を育てたいので、水菜とカイラン。アブラナ科とセリ科の互いの防虫効果を期待して、コンパニオンプランツとしてコリアンダーとパセリを植える予定。こんなに植わるのかな...
- 水菜、カイラン(アブラナ科)
- コリアンダー、イタリアンパセリ(セリ科)
コリアンダーとパセリは移植を嫌うようなので、プランターに直播しようと思う。バジルは室内用に。
2日前(10月21日)に種を蒔いたのだけど、水菜はもう芽が出ている!早いなあ。
本日の気温:75°F/23.8°C (今日の午前は異例の雨!)
南カリフォルニアでは滅多に雨が降らないので、朝起きた時は信じられなかった。。
園芸のことなど
南カリフォルニアにあるカレッジで園芸と都市型農業の勉強をしています。
最近ベランダを手に入れたので、ぼちぼち自分の庭を作っていこうと思います。
園芸のこと、授業のこと、それから映画についても何か書きたいな。
本日の気温:80°F / 26.6°C